<   2010年 09月 ( 3 )   > この月の画像一覧

静寂と高揚

e0145278_22512121.jpg




 「ロウニンアジ」


 最近彫った手作りスタンプ。


 実際のサイズは、2㎝×1㎝ といったところ。



 消しゴムを小さいナイフで彫っただけ。


 揺れる船上で作った割には上出来だと思う。




 「なんかさー、それ魚拓みたいじゃない?」





 魚拓みたいって、それ最高の褒め言葉でしょ。





 作り始めたら、あっという間に出来上がった。




 黙々とこういうことをやっていていい瞬間て、なんだか気持ちいい。



 失敗したら面倒だし、また作りたいとは思わない。



 でも、あの気持ちよい、静かに集中した時間をまた味わいたい。



 
 アフリカで動物の写真を撮っている瞬間に似ている。



 大袈裟かな。 
[PR]
by michihiromatoba | 2010-09-26 22:52

岡田祐介という写真家

e0145278_013317.jpg





友人の写真家 岡田祐介氏が、フロリダで撮ったマナティーの写真。


この作品は昨年、ナショナルジオグラフィック日本で最優秀賞を受賞、世界では奨励賞を受賞し、氏は現在、世界から注目を浴びている。


このブログにリンクしている岡田さんなので、ブログ等是非見てみてみてくださいませ。


まだ若く、いわゆる「イケメン」なのです。



やはり若い世代から盛り上げねば。
[PR]
by michihiromatoba | 2010-09-12 00:16

子供の頃のことを覚えていない分、大きくなってからのことは良く覚えている。


e0145278_085837.jpg






最近、もの凄く忙しい。



最近というのは、この6月、モルディブ共和国に戻って来てから。



もの凄くというのは、具体的にいうと、一週間のなかで何とか会社のホームページ用ブログをアップする時間がとれるくらい。



仕事が増えたというより、時間の使い方が下手になっているような気がする。


さっき、ふとカレンダーを眺めたら、今日は9月11日になっていた。


世界中で多くの人が覚えている、というよりは、日付を見て思い出す人の方が多いはず。


毎年この日に僕が思い出すのは、テロではなく、世界中で僕たちしか知らない、友人たちとの小旅行のこと。


日本海に沈む夕日を見てみたくて友人たちと車に乗り込み、若女将にドキドキしながらはしゃいで泊まった温泉旅館。


酒を飲む場所が街から旅館に変わり、つまみがやたら豪華になっただけの小旅行。


部屋でカニをむさぼりながら、「トゥナイト見ようぜ」と言ってつけたテレビでは、アメリカの名前も知らないビルに飛行機が突っ込んでいた。



「なんだよ、映画かよ」


多くの人がそう思ったように、僕らもぶつぶつ言いながらチャンネルを変え続け、やがてこれがリアルタイムの現実であることに気づいた。


知人たちから、「すごいことになってるな」とメールが連続する。



不謹慎にも興奮して見ていた。



そのときの僕らには、友人たちと酒を飲んでいる場所が世界の中心だったし、ここ以上に重大な関心ごとは存在しようが無かった。



毎日、どこで飲むか、誰と飲むか、誰の車で行くか、それを考えることにとんでもないエネルギーを使っていた。




ナントカ教のテロリストがとんでもないことをやって、アメリカが戦争を始めても、それはみんなが知っていることだけど、やっぱり世界のはじっこのほうで起きていることだった。



現在、一年の半分以上をイスラム教の国で過ごすようになって、というか色んな宗教の人たちと暮らすようになったので、あの頃よりはよっぽど宗教を理解している。 と思っている。



あの場にいて、何とか助かった知人もいる。



でもやっぱり、あの年の9月11日は台風がきていて、それでも山を越えて日本海へ行って、きれいな若女将のいる温泉旅館にチェックインして風呂に入って、海まで行ってみたらちゃんと夕日が見られて、宿に戻って豪華に飲んで、当時流行っていた大人な番組を見ようとテレビをつけたらテロのタイミングだった、だから覚えている日。





ちなみにモルディブ共和国では、8月11日から30日間続いたイスラム教の「ラマザン」(ラマダン、ラマジャーンなど、国によって呼び方は変わる)が終わった。



ラマザンとは身を清める期間で、日のあるうちは一切の飲食喫煙は御法度。



禁じてみて気づいたのですが、やはり日の落ちた後に何を食べようか、考えるのが意外と楽しかった。



10年前に、毎晩どこに飲みに行こうか考えていた頃を思い出してしまったけれど、「いやいや、全力で遊んでいたあの頃は、どんな宗教にも負けないくらい皆が一丸となっていたし、信じて飲み続けた先に必ずもっと楽しいことが待っていると確信していた。




毎年、「もう戻れない」という切なさを増しながら、9月11日はやって来ます。



毎年、「昨夜飲み過ぎて、ノド乾いてるのに」と言わなければいけない、ラマザンもやって来ます。。。



所変われど、年は重ねれど、やっていることは変わりません。
[PR]
by michihiromatoba | 2010-09-12 00:11