Good bye. Hello.

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モルディブはまだ土曜日。

この日は、Facebookやメールで、

「日本に着いたよ! 1週間、有難う!」

「いま成田!これからモルディブに向かいます!」

という連絡が飛び交う日。

午後にゲストと空港で別れ、夕方ボートに戻り、もらったカップラーメンやご飯を食べる。

1週間のうち、1食だけ無言で食べる。

珍しく納豆や豆腐、ウナギまでもらったので、来週までもたないだろうからせっせと食べた。

もう、一生分の日本食を食べたな。
なんて考えながら、2時間ほど浅い眠りに堕ちる。

浅いけれど、泥のように寝たあとは、ウィスキーを一口飲んで、シャワーを浴び、続々ととうちゃくするゲストを迎えに空港へ向かう。

「はじめまして」

「お久しぶりです」


「おにぎり、好きだったよね?」

はい!

日持ちしないので、今日中に食べなきゃ。

腹一杯だったはずなのにな、10個は食べられそうだ。

1週間、宜しくお願いします。

いただきます。
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# by michihiromatoba | 2013-10-20 03:06

島国と大陸

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手前がドイツ人の使っている水中用カメラハウジングとストロボセット。

その奥が僕の。

体のデカいドイツ人のカメラは、セットの全てがデカい。

これがお国柄か。

中身のカメラは変わらないサイズなのに。

ドイツ人が使用しているカメラのハウジングは、
「SUBAL」スバル。

サブ(水中用)アルミニウムの略。
オーストリアのメーカー。
久しぶりに見た。
かっこいい。

ジョークなのかわからなかったが、
「オーストリアのハウジングだけど、オーストラリア人はドイツ語だよ。」
と言っていた。

何にしても、体のデカい彼らが持つと、また、かっこいい。



最近、暴飲をやめて暴食気味の僕。

1日5食くらい。

脂肪という名の年輪がしっかりついてきた。

もうちょっと大きくなって、あのハウジングを買いたい。
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# by michihiromatoba | 2013-10-15 02:43

the island makes you blind.

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先週、モルディブ共和国・バア環礁にある、ダラヴァンドゥ島に久々に訪れた。

日の入りを告げるイスラムのコーランが島中に鳴り響き、やがて街灯が島を彩る、、、

のだが、その街灯がやたらとオレンジ。

店で買った商品の色が全く分からない。

「そのオレンジ色のサンダルをとってくれ」
なんて言われても、全部オレンジ。


懐かしいお土産屋さんを見つけた。

2年前、クルーたちのアイドルだった美人の売り子さんがいる店。

上陸した日は、夜のボートは彼女の話題で盛り上がったりしたものだ。

2年ぶりに会った彼女は、現在、もうすぐ2歳になるという子供の母親になっていた。

わはは、ざまーみろクルーの皆さん。

残念。。。

しかし、2年前はすでにお母さんになりそうだったってことか。

オレンジの光のせいで見えてなかったのか。

2年の歳月は彼女を母親にしただけではなく、ほっそりした乙女をモルディブ人のおばちゃんに変身させようとしていた。

ざまーみろ、クルー。。。

さらば麗しのアイドル。


オレンジの島を離れボートに向かう途中、一瞬、星空だけの時間が訪れ、やがて真っ白な母船の証明しか見えなくなる。

そこで、やっと現実の世界に帰って来たみたいだった。


来年、また必ず訪れよう。
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# by michihiromatoba | 2013-10-13 22:06

旅がしたい!

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写真家の細田健太朗さんが、月刊ダイバーの取材のため2週間乗船してくれた。


スタッフ集合写真を撮りたいのだけれど、タイミングが合わず、必ず誰か編な顔しちゃってる


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俺か!




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前列!

世界遺産を撮りまくっている細田さんと話していたら、見たい世界の数パーセントしか見られていないと思い知らされ、行きたい場所がまた増えた。
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# by michihiromatoba | 2013-10-13 17:25

It seems long ago

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今日も夜明けを見ることができた。

酔っているせいもあるのだろうけれど、寝ずに見てしまった朝陽のほうがキレイだと思う。


エンジン音もしない洋上では、家の中にいるみたいに静かに陽が昇る。


この静寂をもうすこし、と思っていたら、クルーが1人起きてきた。



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ラジオを食い入るように、、、、見ている?

選挙の延期を告げるラジオ放送を尻目に、朝7時就寝。

昼過ぎに暑くて目覚め、暑いときこそはと、電子レンジでラーメンを作って食べた。

なんとなく、ソウメンも電気レンジで調理してみると、うまくいった。

続けざまに6束食べた。

1束ずつしか茹でられないのだけれど、それが楽しかったのだと思う。

今夜からまたちゃんと働こう。

次の休みは、2ヶ月後かな。
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# by michihiromatoba | 2013-09-28 19:14

Early times

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いやー、飲んでたら、うっかりこんな時間に。


3ヶ月ぶりに、24時間以上の休みになったので、何しようか、どこ行こうかと考えていたら、夕陽を見て、朝陽を見ていた。


釣ったイカで一杯やろうかと思ったら、カレー風煮込みになってた。

数時間も同じイスに座り続け、0時に船のエンジンは止まり、月明かりに慣れ始めたころ、

海の上って、こんなに静かだったか。

と気付いた。

一日の終わりと始まりの間にいるのが妙に嬉しく、やかましい朝なんて来なければいいのに、と心から思った。

誰も起きてこなければいいのに。

忙しいクルーズの合間に、やっと1人になれる時間を投げ打ってまで、奥さんや子供、恋人に会いにいく現地クルーに、わずらわしくないのかな、なんて失礼なことを思ったりした。



酔っているから、幽霊船が来ても怖くなかった。

綺麗な朝陽を見たとき、ヴァンパイアみたいにフリーズした。

朝が動き出して、有象無象の1人になる前に寝ることにした。

今日も暑くなりそうだ。

12:30現在、やはり暑くなった。

そして、今日も休み。

船にいるのがもったいないような、ここから降りて静寂が失われるのがもったいないような。
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# by michihiromatoba | 2013-09-27 16:17

Time's story

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実家に帰ると、茂みのなかに犬小屋を発見。

愛犬のシロが飛び出してきた。

なんだかすごく懐かしい気がして、なんで俺はこいつにこんなに構ってなかったのか少し疑問。

シロもかなり久しぶりのため、全力で尻尾を振りながら、もう嬉しすぎてどうしていいのか分からない様子。

嬉しい、嬉しい! 遊んで、遊んで!

よし、散歩にいくぞ!

と、家を出ようとしたところで、真っ黒い野良犬がふらっと家に入ってきた。

凶暴そうなやつ。

シロは、せっかくの楽しい時間を邪魔されてなるものかと、威嚇の唸り声を上げる。

黒犬はシロの倍ちかい巨体。

シロ、ここは俺に任せろ。

黒犬も僕に向かって飛びかかってくる。

今から久々にシロと遊ぶんだから、さっさといなくなれ!キック。


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つま先に確かな衝撃が。




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なんか変だと思った。

そうか、シロは13年も前に死んだんだった。


夢だったけれど、シロを撫でまわした感触はくっきり残っている。

もうちょっと遊びたかったな。

しかし、守ってやろうとしたら夢で怪我するし、あいつは何か僕に恨みでもあったのかな。

いや、13年ぶりでも、あいつはきっとああやって喜ぶんだろうな。

確信がある。


今週は海水がとてもしみた。

足先に痛みを感じる度、シロを思い出せるので、まんざら無駄な怪我でもなかった。

次はいつ会えるかなー。

七夕みたいだ。



↓ボツ案
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迫力に欠けるから。
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# by michihiromatoba | 2013-07-27 13:53

−30mから見上げる太陽

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カメラを持って、たまのファンダイブ。

水深30mに住むムレハタタテダイを撮りながら、ふと、おそらくは相当せまいであろう彼らの生活範囲に、しんみりした気持ちになってしまった。


水深30mからの太陽しか知らないんだ。


この水の世界には、ちょっと上に終わりがあって、そこには波が立っていて、その上には空気の世界があるなんて、どう背伸びしても見に行くことはできない。


どちらも見ることができるのは、人間と、あとは一握りの生き物たち。



まあ、そんな世界のことはムレハタタテダイには伝えようがないし、伝わったとしたら、とても惨めな気持ちにさせてしまうかもしれない。

世界はそういう生き物で溢れているということだけ、覚えておこう。


明日からまた6日間、ガイド中は物思いにふけらないようにしなきゃ。
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# by michihiromatoba | 2013-07-20 13:56

よぅ、久しぶり。

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久々にこの場所でマンタに会った。

この目を合わせてくる感じ、以前会っているマンタだな。

お互い、自分くらい大きい生き物に出会うことがなかなかないから、よく観察し合ってしまう。


俺、マトバ。 またな!
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# by michihiromatoba | 2013-07-20 13:17

運とかではないんだけど、、、

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初日のジンベエサーチでは、影すら現れず、迎えた2日目の午前中も虚しく時間だけが過ぎた。

諦めたわけではなかったのだけれど、スケジュールを考えると、そろそろ移動しないと、、、。

しかし、ゲストの狙いは何よりジンベエ! 予定を変更し、午後もジンベエを探すことに。

灼熱に感じる太陽に焦がされながら、この2日間続けてきたサーチを繰り返す。

ジンベエを発見するのは時間の問題なのだけれど、こうなってくると時間が問題。




しかし、あっけなくタイムアップを迎えた。

ジンベエサーチは諦め、ダイビングの準備を始めたときだった。
前方を行くボートから何人かが慌ただしく海に飛び込んだ。

ジンベエだ!

我々もスノーケルで飛び込む。

思いがけず長い時間、ジンベエと並走することができた。

急に訪れた幸福劇の余韻に浸る間もなく、今度こそダイビングへ。

これまで3本同じところで潜り、ジンベエに会うことができなかったポイントだけれど、妙に期待が高まる。




そして、その時は訪れた。

ダイビング開始20分弱だった、ガイドのマウルーフの鈴が鳴り響き、直後、真っ正面からジンベエザメは訪れた。

見慣れているにも関わらず、高揚した。

最後の最後、ギリギリで、ここまでの不毛な繰り返しを、一発でゼロにしてくれた。

運なんて信じていないものの、大げさかもしれないけれど、努力よりも運なのかと苦笑してしまう。

月並みですが、普段より疲れても喜びはヒトシオでした。
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# by michihiromatoba | 2013-07-17 16:11