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Time's story

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実家に帰ると、茂みのなかに犬小屋を発見。

愛犬のシロが飛び出してきた。

なんだかすごく懐かしい気がして、なんで俺はこいつにこんなに構ってなかったのか少し疑問。

シロもかなり久しぶりのため、全力で尻尾を振りながら、もう嬉しすぎてどうしていいのか分からない様子。

嬉しい、嬉しい! 遊んで、遊んで!

よし、散歩にいくぞ!

と、家を出ようとしたところで、真っ黒い野良犬がふらっと家に入ってきた。

凶暴そうなやつ。

シロは、せっかくの楽しい時間を邪魔されてなるものかと、威嚇の唸り声を上げる。

黒犬はシロの倍ちかい巨体。

シロ、ここは俺に任せろ。

黒犬も僕に向かって飛びかかってくる。

今から久々にシロと遊ぶんだから、さっさといなくなれ!キック。


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つま先に確かな衝撃が。




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なんか変だと思った。

そうか、シロは13年も前に死んだんだった。


夢だったけれど、シロを撫でまわした感触はくっきり残っている。

もうちょっと遊びたかったな。

しかし、守ってやろうとしたら夢で怪我するし、あいつは何か僕に恨みでもあったのかな。

いや、13年ぶりでも、あいつはきっとああやって喜ぶんだろうな。

確信がある。


今週は海水がとてもしみた。

足先に痛みを感じる度、シロを思い出せるので、まんざら無駄な怪我でもなかった。

次はいつ会えるかなー。

七夕みたいだ。



↓ボツ案
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迫力に欠けるから。
by michihiromatoba | 2013-07-27 13:53
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