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プロのボートマン

 プロのボートマン_e0145278_2228077.jpg こんばんは、的場です。 
 明日は休みなので、ちゃんとブログを書いてから寝ようと思い、作成をはじめたのですが、今日は写真を撮っていないため内容に悩みました。 そこで、去年の今日撮った写真を探して載せることにしました。 しかしあけてみたら、まるで知らない毛むくじゃらの犬が写っている写真しかでてきませんでした。

 その犬はまるで記憶に無いため、その他の写真の中から去年の今日に一番近い日の写真を探したところ、去年の4月15日にスノーケリングで撮った写真がでてきました。 その写真がこれと、下の一枚です。

 たしか、その日は休みで、満潮の時間に合わせてマリンビレッジのレストラン下や、テラスの下をカメラ片手にスノーケリングをしたのだと記憶しています。

 あれから一年経つのかー。 この写真のことなんて憶えていなかったくせに、思い出すと妙な親近感。 その日も休みでした。



 明日の休みは、リロアンにある床屋に行こうかと思っております。 実はリロアンで散髪してもらったのは過去に一度きり。 マリンビレッジのスタッフが呼んでくれた自称「セミプロ」の美容師(数日後に近所のボートマンだったと判明)に、近所で散髪してもらっただけ。 しかも、その時の彼は、なぜか酒と扇風機を両手に持って現われ、野原に椅子一つ、鏡も無く、どこからか扇風機用のコンセントが延びていました。 その日はかなり暑い日だったと記憶しています。
 しかし、扇風機を使う様子のない彼。 後にその扇風機は、ドライヤー代わりに使うつもりだったと判明。

 集中しているセミプロと、なぜか飲まされてしまった僕は、お互い汗だく。 セミプロの汗と、間近な吐息がなおさら熱苦しい。

 ふと、汗だくになっている僕に気づいたセミプロ、

 「すごい汗かいてるけど、まさか病気なのか?」
   いやいや、あんただってそうだろ。

 心ではそう思いつつも、とくに返事もせず、セミプロにゆだねる。 切られ、落ちた髪が汗の浮いた肌から離れず、だいぶ不愉快。 よくわからないのですが、たぶん「何かが肌に触れている状態」が、物心ついた頃から嫌いなんです。

 したたりまくる汗、汗ですべるセミプロの手先、灼熱の太陽、熱い吐息。 散髪も終盤にさしかかったと思われる頃、セミプロが再び口を開く、

 「もしかして、君、暑いのか?」
   察しろよ。 

 こうして彼はついに扇風機を作動させる。 

 逆立つ僕の髪。 

 扇風機、強すぎる。 

 この逆立って揺れる頭髪を上手に切ることができるのなら、彼はきっと「プロ」になっているだろう。

 
 この日、僕を散髪中に泥酔させたうえに、ジャンボO崎さん風なヘアースタイルにしてくれた彼。
 現在、やっぱり彼には適職の、「近所のボートマン」をしています。
 
 
 
 明日、「プロ」のいる床屋で無事に散髪が終わりましたら、またブログに載せさせていただきます。

 おやすみなさい。


プロのボートマン_e0145278_22451344.jpg

by michihiromatoba | 2008-04-12 23:51
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