先日ドゥマゲッティに行ったときの話です。 思いのほか早く用事が済んでしまい、バーでだらっと飲んでいたものの、ひまでひまでしょうがない。 本は持っているけれど、何となくもっと楽しいことがしたい。
店員に、近くに面白いところはないかと聞くと、即答、 「釣り堀なんてどうだい?」 いいねー、そうそう、そういうことがしたかったんだよー。 と、いうことで、 やってきました、釣り堀。 まさに「抹茶色」の水。 透明度、人差し指の第一関節。 相当栄養が豊富そうです。 この横には、大変きれいな渓流が流れています。 水引けよ。 僕以外の客は家族連れが一組だけ。 彼らも初めてきたらしい。 「私たちファミリーが池中の魚全部釣っちゃうわ。 日本人のお兄さん、ごめんなさいねー。」 ほほう。 面白い。 ケンカを売られたってことですね。 残念ながら、渓流やら釣り堀は得意中の得意。 竿とミミズを10ペソで手に入れ、早速糸をたらす。 と、ほぼ同時に強いあたりが。 さすが。 全員の注目が集まる。 いまだ! 釣れたー! 体長およそ2センチ。 しかも手元に届かず池に落ちる。 ぽちゃん。 横でオッサン大爆笑。 笑うな。 いや、違う。 僕を笑っているのではないようだ。 なんだよ、と見てみると、 「重い、重いー。 手伝ってくれー、うへへへへー。」 かちーん。 ほんのちょっと釣って帰ろうと思っていた僕ですが、完全に火がついてしまった。 黙々と糸を垂らし続ける。 僕の大切なミミズを食べようとやってきた白鳥と向かい合い、あわや流血か、という緊張の場面も。 そしてなんと、2時間が過ぎた頃、僕のミミズが底をつく。 がびーん。 どうする、おかわりか? まさか最後に来て最初にエサが無くなるなんて。 しかもまだ一匹も釣れていないじゃないか。 ミミズのおかわりはさすがに恥ずかしすぎるか? どうする? 次回、勝負は決着。 最大のピンチを迎えた僕、この強敵たちに勝てるのか?
by michihiromatoba
| 2008-05-24 18:58
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